ねえ好きって言って 【完】
お昼休みも終わり
教室へ戻ると机で
突っ伏せている
零太くんの姿が目に入った。




昨日のことがあって
零太くんをつい避けちゃった。




だって何話したらいいかわかんないし…




あの女の子のこと聞きたいけど
真実を聞くのが正直怖かった。




零太くん絶対怒ってるよね。
避けられたりしたら
私だって悲しいし…




お昼休みに凪くんに
呼ばれて中庭へ行ったけど
凪くんと話すのも
少し緊張しちゃった。




昨日のこと零太くんに
話した方がいいのかな?




私が告白されたって言ったら
どんな表情するんだろう…?




賛成するのかな?
それとも…




考え事が多すぎて
いつの間にか
午後の授業は終わっていた。
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