ねえ好きって言って 【完】
「恵恋~!」




鼻を少し赤くした
凪くんが手を振りながら
走ってくるのが見えた。




「遅くなってごめん」

「全然いいよっそれよりどこいく?」




どうして凪くんは
今日私を誘ってくれたのだろう。




告白の返事だけなら
学校でもよかったんだし…




「今日は恵恋を楽しませるためにデートプラン考えてきたから俺についてきて♪」




デ、デートって…





そう言われる度に
顔を赤くさせてしまう。




そういえば今日遊ぶことを
零太くんに言ってなかったけど…
大丈夫だよね?




零太くん今日用事あるって言ってたし。
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