ねえ好きって言って 【完】
やっと零太くんは
分かってくれたようだった。




「…でも、どうしてあの子といたの?」




正直この質問は怖かった。




零太くんがなんて言うか
聞きたくなかった。

それでも理由が知りたい…




「美琴には弟の誕生日プレゼントを買うの手伝ってって言われて付き合ってただけだよ」




へっ?




思ってもみなかった応えに
ついマヌケ顔になってしまった。




え?それだけ?




私はてっきり…
< 192 / 222 >

この作品をシェア

pagetop