ねえ好きって言って 【完】
顔から火が出そうな勢いだった。




こんな面と向かっての告白なんて
恥ずかしすぎて死んじゃいそう。




零太くんの顔が見れなかった。




私は恥ずかしさに
ぎゅっと目をつむって下を向いた。




あ~もう、心臓の音がうるさい。
零太くんに聞こえちゃう…




「恵恋」




そう呼ばれたかと思うと
口に何かが当たっていた。




へ………?




ゆっくりと目を開けると
ドアップされた零太くんの顔が。




零太くんの唇が
私の唇に触れていたのだった。
< 197 / 222 >

この作品をシェア

pagetop