ねえ好きって言って 【完】
「一緒に教室いくんだよ」




はぁ~と相良くんはため息をついた。




「は、はい」




彼女のフリ、だもんね。
一緒に登校くらいするよね…!




そういえばよくよく考えたら
モテるんだから本当の彼女を
作っちゃえばいいのに。




頭にいろんな疑問を
浮かべながら隣を歩いた。




そして案の定一緒に教室へ入ると
教室内でざわめきが起こった。




「しっかりやれよ」




席の座りざまに
ニヤリと笑ったのだった。




その笑顔、妙に怖いよ…
< 20 / 222 >

この作品をシェア

pagetop