ねえ好きって言って 【完】
恵恋と付き合うことになってから
数日が経った今日
凪と屋上に来ていた。




「…というわけなんだ。本当に悪かった」




凪に全てを話し
俺は深々と頭を下げた。




凪には本当に感謝してる。



それにいっぱい迷惑かけた。




謝っても謝りきれないくらいにな…




「別にいいよっ♪そんな謝らなくても」

「でも…」

「ま~恵恋のこと俺もまじで好きだったし、正直あの時の零太にはイライラしてたけど~…」




こ、こえ~
その笑顔がこえーよ…




「零太のこと嫌いじゃないし、恵恋も幸せなら俺はそれでいいよ」




「凪…」




つい感動して涙が
出そうになっていた。




恵恋の泣き虫グセが移ったか?
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