ねえ好きって言って 【完】
耳元に口を近づける。




「嫉妬しちゃうよ?」




「ッ………!」




俺の言葉に恵恋は
口をパクパクさせていた。




ははっ耳まで真っ赤になってるし。




可愛すぎだな、まじで。




「も、もう!からかわないでよっ」




「はいはい、凪またな」




「おう」




手をぎゅっと握ったまま
俺たちは屋上を出た。
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