ねえ好きって言って 【完】
もちろん私と相良くんが
出ていった教室では女の子たちの
悲鳴が上がっていた。




な、なんでこうなってるの?!
それに、さっき恵恋って…




中庭まで連れてこられると
相良くんはベンチに腰かけた。




「つっ立ってないで隣座れば?」




「う、うん…」




私は申し訳なさ程度に
端っこにちょこんと座った。




みんなの視線が鋭い…




学校の王子といるんだから
仕方ないよね……




当の本人は全く気にしていなかったけど。
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