ねえ好きって言って 【完】
「ま、そんな怯えた顔しないで俺らと遊ぼうよ」




「やだっやめてください」




先輩は私の腕を無理矢理掴んで
抵抗する私を押さえつけた。




痛い…痛いよ。

誰か、助けて!




痛みと恐怖で涙が出てきた。




「うわっ泣いちゃったよ。そそるなぁ~」




先輩たちは訳のわからないことを言って
何故か大盛り上がりをしていた。




もうやだっ誰か、誰か…!




その時教室のドアが勢いよく開いた。
< 29 / 222 >

この作品をシェア

pagetop