ねえ好きって言って 【完】
「何やってんだよ」




「相良くん…」




眉間にシワを寄せ
明らかに怒った表情をしていた。




私は何故か相良くんの姿を見た時
心のどこかで安心する自分がいた。




「なんで相良がいんだよ」




先輩たちは舌打ちを繰り返し
明らかにイライラしていた。




「離してやってくんない?」




「は?お前、クール王子なんて呼ばれてるらしいけど、調子乗ってんじゃねーぞ!!」




「もう、離してください!」




腕を振り解こうとしたら
余計に力を加えられた。




いたっ…
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