ねえ好きって言って 【完】
「ううっ…だって、だって…」




私は子供のようにわんわん泣いた。




相良くん呆れてるだろうな…
私だって泣きたくて
泣いてるわけじゃないのに。




「へ?」




突然身体が暖かいものに包まれた。




「さ、相良くん?!」




相良くんが私を抱きしめていた。




な、なにこの状況?!
ど、どうしよう…




私顔真っ赤だ…
心臓がうるさい…




「泣きやんだ?」
< 32 / 222 >

この作品をシェア

pagetop