ねえ好きって言って 【完】
耳元で優しい声がした。




「う、うん…」




相良くんは私から身体を離した。




どうしよう。
恥ずかしくて顔が見れない。




「大体さー…」




「自分の可愛さくらい自覚しろよ。もっと危機意識持てよ」




突然相良くんは怒り出した。




へ?私今怒られてる?!




「あんなチャラついた奴にほいほいついてくなんて普通に考えてあぶねーだろ」




呆れた顔をしていた。




だ、だってそんなこと言われても。
悪い人かどうかわかんないじゃん。
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