ねえ好きって言って 【完】
ヒュー




ドーン!!!!




空を見上げると
大きな花火が打ち上がっていた。




「わぁっ花火だ!きれい…」


花火見るの何年ぶりだろう!
すっごくキレイ…




「ここ結構穴場なんだよね」

「えっ?だからここに…?」

「ああ。恵恋が花火好きかと思って」




零太くんは照れくさそうに
頭をポリポリと掻いていた。




ドキンッ




胸の鼓動が大きくなる。

どうしよう、私今すっごく嬉しい。
嬉しすぎて涙出そう……




零太くんがそんなこと考えてたなんて
全然知らなかったよ!
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