ねえ好きって言って 【完】
「へっ?!零太くん?!」




恵恋は身体をビクッとさせ
驚いていた。




あ~なんで俺抱きしめてんだよ。




恵恋の顔見てたら
勝手に身体が動いていた。




気付いたら恵恋のこと抱きしめてた。




なにやってんだよ、俺。
この前の時も恵恋のこと
抱きしめてたし。



そう思いながらも
離すという選択肢はなかった。




初めて女のことを
愛しいって思った。




こいつ、ほっせーな。
こんな小っさい身体で
いつも泣いてんのかよ。
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