ねえ好きって言って 【完】
恵恋は少し潤んだ瞳で
俺のことを見上げてきた。




近距離で混じり合う目と目。




「キスしてほしいの?」




「………へっ?!?!」




冗談混じりにそう言うと
恵恋はより一層顔を赤くさせた。




さっきの潤んだ目は
やばかった……




咄嗟に照れ隠しで言った言葉に
恵恋は混乱しているようだった。




反応がいちいち可愛いんだよな。
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