ねえ好きって言って 【完】
恵恋のそんな反応を楽しんでいた。




流石にいつまでも抱きしめてるのに
罪悪感を覚えそっと離した。




「わりぃ」




「う、うん」




今だ恵恋の顔は赤い。




って泣いてるし。
もしかして俺のせい?!
好きでもない奴に抱きしめられたから?




俺たちの間に気まずい
沈黙が流れた。



やべ、どうしよう。




「――零太くん、顔赤いけど大丈夫?」
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