ねえ好きって言って 【完】
目を開けるとそこには
スラリとした長身の男の子がいた。




「うわっごめんね前見てなくて。大丈夫?」


そう言って男の子は
困ったように手を差し伸べていた。




「わ、私の方こそごめんなさい…」




素直にその手を掴んで
起き上がった。




うわっこの人ほんと大きい…
見上げるくらいある、180cmありそう。




「ねえねえ、〇〇高校ってどこにあるかわかる?」




茶髪の髪は太陽の光を浴びて
キラキラと輝いていた。




「〇〇高校、ですか?」

それって私の通ってる高校じゃん。
何の用事だろう?
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