ねえ好きって言って 【完】
てか、彼女いるって言ってんのに
よくこいつらめげずに俺に
付きまとってくるな。




他の作戦考えるか。




そんなこんなで教室へ入ると
既に恵恋の姿があった。




プッ何あいつ顔赤くしてんだよ。
恵恋に会うの夏祭り以来か…




「お、おはよう零太くん!久しぶりだね」

「あぁ、そうだな」




緊張してんのか?
なんか身体震えてるし、息も荒いような。
さっきから目合わせないし。




「じゃ、またね…」

それだけ言うと恵恋は
逃げるように教室を出ていった。




なんだあれ…変な奴。
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