俺様な偽物の恋人ッ?!!!
………これは、あれだね。
『はめられた………!』
「はめられた夏恋が悪いんでしょ?
さすがバカねっ!」
うぅっ、、、
なにも言い返せないよ…
「じゃあな、咲。夏恋。」
「じゃーね、仁、彗星。」
「またなー。咲、夏恋ちゃん。」
…これは流れ的に私もいわなきゃいけないパターンですか?
『………そ、れじゃあ。さよなら、彗星と、仁くん。
いこ!咲。』
何、これ。人生初かもしれない。
男の子の名前を自分から呼ぶとか……
私はそのまま、咲の腕を引っ張って生徒会室を後にした。
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その後、生徒会室では。
「わぁお、まさか俺の名前も呼んでくれるとか……」
「……お前なんて呼ばれなくて良かったのにな。」
「あれ?嫉妬ですか??彗星、もしかしてガチ系?」
「ちげぇよ。」
「ほー、成る程ね。」
「なんか、勘違いしてねぇか?」
「してないしてない。」
こんな会話が繰り広げられていたとさ。