杏ちゃん、結婚しよ
お昼も食べずに、昼過ぎまでそばで眠っていた
「ん……」
やっと、お腹がすいた
近くのコンビニで、おにぎりを買って、店から出た瞬間
「杏ちゃん」
ふっと現れた
「タク」
「今日はじめて食べるでしょ」
「そうだよ。タクのせいだよ。早く目を覚まさないから…」
「ごめん。でも分からないんだ。
何で死んでもないのに自分がこうなっているのか」
「知らない。早く目を覚ましたら、分かるんじゃない?」
「冷たいなー」
おにぎりを頬張った。