監禁ダイアリー
監禁生活
男は家から出ていった。
さすがに外出していくから、あたしがいるドアは施錠された。
今は昼頃かな。
どこに行ったんだろう。
唯一残された、ノートとペンを見る。
ペンのインクは黒色のようだ。
あたしのお母さん、今何してんだろう。
まぁまだ昼だし、家を出たのだって今日の朝。
心配される条件はない。
...あたしはいつか心配されるのかな。
今日だって外出した目的は、ただ家にいたくないだけ。
用もなく外に出るのは、つまらない。
それに学校に友達もそんなにいない。
本当、あたしの存在って何なんだろう。