監禁ダイアリー
何度も何度も同じことを頭の中で再生させる。
夜になり、達さんが帰ってきた。
まずはいつも通り晩ごはんをあたしの居る部屋まで持ってきてくれる。
今日死ぬのだから、本当は食べる必要はない。
でも少しでも力をつけてないと、達さんに負けてしまう。
ご飯を食べてる時にも最終確認をする。
「ごちそうさまでした」
達さんの前を通って台所に行く。
そして洗い物を始めた。
リビングで達さんはテレビを見ていた。
トイレに立つ音が聞こえ、洗い物をしていた手を一旦止め、計画を実行する。
その前段階を完了させる。
「どうした?」