監禁ダイアリー
「おい...何やらせてんだよ...?!」
最近達さんが血が上りやすいことを知っていた。
だから今回のこれも、反撃してこうなることも予想がついた。
だが我に返った達さんは、今までとは比べ物にならないくらい動揺している。
「おい...しっかりしろよ!
おいってば!!
俺が悪かった!
もうお前を苦しめたりしないから...頼むからその血を止めてくれよ」
あ...。優しい達さんだ。
涙を流しながらあたしを見てる。
あたしの心臓は正常じゃないため、息が乱れている。
いや、限界に近い。
達さんの思いがひしひしと伝わってくる。
「ごめん...ごめんって...」
取り乱してる達さん、久しぶりに見たな。