透明人間
そしたら、交差点のど真ん中・横断歩道の上に立ってたんだ。





――透明人間として。



さっきの俺の様子を見たら分かると思うけど、俺は突然起きたこの現象に全くビビらなかった。



すごくすごく自然に「透明人間になった」っていう事実を受け止めていたんだ。



自分でも不思議だけどさ。
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