―ある日―
どれだけの時が流れたんだろう……。
「…………」
まだ、オレは、部屋にいる。
自分の部屋に。
親父の刺身包丁を握ったまま。
「……」
外が、明るくなってきているのがわかった。
鳥が鳴いてる。
オレは……
「………」
一度、目をとじて、
あけて、深呼吸とともに、
フードを被った。
「…………」
まだ、オレは、部屋にいる。
自分の部屋に。
親父の刺身包丁を握ったまま。
「……」
外が、明るくなってきているのがわかった。
鳥が鳴いてる。
オレは……
「………」
一度、目をとじて、
あけて、深呼吸とともに、
フードを被った。