―ある日―
無駄に何かを望む日々。

どんな人でも一回位は思う事でしょ?
私の場合はそれがしょっちゅうなだけで、普通じゃん?

ふと公園が目に止まる。
小さい頃よく遊んだ山並み公園。やたらブランコを独り占めしてたなぁ。

公園には暇な子供連れのお母さん達が数人いた。

女って無駄にしゃべるの好きだよね。噂話とかさ。
私も女だけど、それはわかんないんだよなぁ。

その中の異物に気付く。あれは、男の人だ。
リーマン風の、中年かな?ブランコ乗ってる。
外回りなのかな、こんな時間に。暇だなぁ。

そんな事無駄に考えながら通りすがった。
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