―ある日―
「遅いよ~さよ」
教室に入った途端、声をかけてきたのは友達のゆりあ。
無駄に明るくて世話焼きで、脱色した金髪がメチャ似合う好きなヤツだ。
「ん、はよ。いつもと変わんないよ、こんなん」
「てかオカ先、メチャ怒ってたよ?たまには出なよ英語」
「ここジャパン。ひっつよありまっせ~ん」
「誰だよあんたは!?」
けらけら笑う。
いつもどうりのクダラナイ会話。
楽しいけど、それだけ。
「さよ、昼どこ行く?」
「ん~ごめ、コンビニ行ってくる。買ってくんの忘れちった」
「もーヌけてんなぁあんたは。んじゃ非常階段にいるから」
「あ~い」
第二校舎(私らのクラスがある方)の裏門側の非常階段は、私らの特等席だ。
お昼と暇なときはダイタイあそこにいる。
ほとんど人の通らないいいとこなんだ。
教室に入った途端、声をかけてきたのは友達のゆりあ。
無駄に明るくて世話焼きで、脱色した金髪がメチャ似合う好きなヤツだ。
「ん、はよ。いつもと変わんないよ、こんなん」
「てかオカ先、メチャ怒ってたよ?たまには出なよ英語」
「ここジャパン。ひっつよありまっせ~ん」
「誰だよあんたは!?」
けらけら笑う。
いつもどうりのクダラナイ会話。
楽しいけど、それだけ。
「さよ、昼どこ行く?」
「ん~ごめ、コンビニ行ってくる。買ってくんの忘れちった」
「もーヌけてんなぁあんたは。んじゃ非常階段にいるから」
「あ~い」
第二校舎(私らのクラスがある方)の裏門側の非常階段は、私らの特等席だ。
お昼と暇なときはダイタイあそこにいる。
ほとんど人の通らないいいとこなんだ。