―ある日―
「はい。オレ途中まで定期あるから」
「あの…」
いきなり切符を渡されて、少し戸惑う。
あれから駅に移動してどこかに行くみたいだけど……
「ん?」
「どこに行くんですか?」
頭を掻く。
「あー、あんま行きたく無かったんだけど……まぁ、着けばわかる」
「はぁ…?」
「不安?」
「いえ、その…」
「…分かりやすいな、本当」
…………今まで、あんまり言われた事、無いなぁ…。
靴とか銃はコンビニ袋の中に入れてあるけど、それでも、なんだか落ち着かない。
「…えっと」
「大丈夫、知り合いんとこだから」
「はぁ。でも、いいんですか?」
「何が?」
「私……その…」
「オレもだし。それに、これ系イケる口の奴だから」
「??」
何がイケるんだろう……。
と、言うよりイケるって、ある意味それも不安なんだけど……。
……………。
こんな、人のいる所に出て、平気なのかな?
少し、手が震える……。
「…落ち着いて」
「!」
私を見ずに、小声で言う。
「普通にしてな。そうすりゃ誰も変に思わないから」
「は、はぃ」
そんなに、カンタンには出来ないよ……。
なんで、平気なんだろ?
「あの…」
いきなり切符を渡されて、少し戸惑う。
あれから駅に移動してどこかに行くみたいだけど……
「ん?」
「どこに行くんですか?」
頭を掻く。
「あー、あんま行きたく無かったんだけど……まぁ、着けばわかる」
「はぁ…?」
「不安?」
「いえ、その…」
「…分かりやすいな、本当」
…………今まで、あんまり言われた事、無いなぁ…。
靴とか銃はコンビニ袋の中に入れてあるけど、それでも、なんだか落ち着かない。
「…えっと」
「大丈夫、知り合いんとこだから」
「はぁ。でも、いいんですか?」
「何が?」
「私……その…」
「オレもだし。それに、これ系イケる口の奴だから」
「??」
何がイケるんだろう……。
と、言うよりイケるって、ある意味それも不安なんだけど……。
……………。
こんな、人のいる所に出て、平気なのかな?
少し、手が震える……。
「…落ち着いて」
「!」
私を見ずに、小声で言う。
「普通にしてな。そうすりゃ誰も変に思わないから」
「は、はぃ」
そんなに、カンタンには出来ないよ……。
なんで、平気なんだろ?