―ある日―
「はい、終了」

ふぅ…
お、終わったんだ。
どれくらいだろ?けっこ長い間切ってもらってた気がするなぁ。

「ん。結構変わった。見てみる?」
「あっはい」

大きめの鏡を開いてくれる。

「…………」
「どっ、ダイブ印象違うでしょう」

コレ…私?
なんか、変な言い方だけど……今風で、なんて言うか………私???

「お気に召しましたか?お嬢様」

「あっはい!なんか、私じゃないみたいで…」

「ん。これなら一目で小夜ちゃんだって判らないだろ?」

「そっですね。自分でも違和感…」

「まぁ、女性はこうゆうとこ得だよね。髪型変えただけでガラッと印象変わる」

「本当…ですね」
本当に。
私、こうゆう髪型案外イケるんだ……。
ちょっとプチカルチャーショックだなぁ。

「あと、化粧とかするとすごい事になるけど…やった事ある?」

化粧!?

「いえ、全然まったく無いです」
「んじゃ、やめとくか。面倒だからな」
「は…はぁ」

お化粧……ん~、どうなんだろう??
ケバいイメージしかないなぁ…。
アハハ……
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