―ある日―
「そんじゃ、なんか飲む?紅茶位なら出せるけど」
「はい、いただきます」

髪を払ってから言う。

「おーい、ケイー」
ドアを開けて圭さんを呼ぶ。
そういえば圭さんはどこだろう?

お風呂場の方に向かう。
シャワーかな?

「どうよ?ケイ、終わった?」

ガチャッ

ドア開ける音。

シャワーじゃ、ないのかな…。

「ブッ!!」

……ブッ??

「あっははははははっ!!誰だよ、お前!!?」

「……オレが聞きてぇよ」

なっ何??
なんかあったの???

突然、大笑いする竜彦さんに少しびっくりしながら、そっと私も覗いてみる。

「!!」
えっ!?

中にはさっきまでとは全然違う、圭さんがいた。
< 75 / 106 >

この作品をシェア

pagetop