―ある日―
「………ああ、そうゆう事か」
「!!」

えっ!?わかっ……て??

「いいよ。でも一つ、条件と言うか、約束してくれる?」

「?。竜彦??」

えっ!?約…束??

「絶対に使わないって約束、出来る?」

あっ!それはッ

「……はい。します」

「ん。なら、まぁいいだろう」

「オイ、竜彦!」
圭さんが立ち上がる。

「いや、大丈夫だろ。小夜ちゃんなら」

「~~~ッ」

「………」

頭を抱える圭さん。
でも、私……には…………

「はい。扱いには充分注意しなよ」

「はい。…すみません、私……」

「いんや。まぁ解らないでも無いから」

「…………」
戻って来た。
私の手の中に。
銃が。

なんで、私……こんな物に、こんなに………。



異様な程の安心感と、ずしりと冷たい感触が、私を支配していた。
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