―ある日―
「オイ、てめぇ竜彦」

竜彦さんを引っ張って、なんか話てる。

「例のってなんだよ。変な事吹き込んでねぇだろうな」
「ん?さぁ、どうだったかな」

さぁってジェスチャーが見える。

「……お前~」
「ヒヒヒッ。ジョークだ、ジョーク。別に変な事は言ってねぇよ」

溜め息?

「…どうだかな」

圭さんが肩すくめてる。
小声で、何話てるかはわかんないけど、本当に仲良いなぁ。

「何話てんスか??俺も交ぜて下さいよ~」

「いや、何でも無い、ですよ。こっちの話」

手を振って、何でも無い事をアピールする圭さん。
…私も、ちょっと気になる。

「プッ!ケイが引いてる!!お前相変わらず人懐っこいタイプ、苦手な」

「…っせぇなぁ」

なんか、ちょっと、二人、兄弟みたい。
なんか……いいなぁ。
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