私の親友
……私、最低だ。
リイチ先生の事、悪く言えないじゃん。
勝手にイマジナリーフレンド作って、万引きしまくって、人殺して。
傍から見ればかなり頭がイカれてたように見えただろうな。
クラスメイトが気味悪がるように私を見てたのはそのせいか。
ずっと独り言言ってたんだもんね。
今まで見えていた青い海が、真っ黒になる。
『……ごめん』
誰かの声が、聞こえた気がした。
気のせいかな。あるいは私の心の声?
今更謝ったって、許されないのに。
……天国なんて行ける訳ないけど。
来世はちゃんとした人間になりたい。
私は瞼を閉じて、意識を手放した。