君のいいところ、1つしか思いつかない。
「着たー?」
「き、着た…けど…」
鏡に映る自分の姿を見れない。
絶対似合わない!
キャラじゃない!
さすがに晴もひくって…!!
瞬間、バッと思いっきり開けられたカーテン。
「わあああっ」
「何だ、似合ってるじゃない」
ふふ、と満足そうに笑うはーちゃんを睨む。
「すごくお似合いですよ!
デートですか?」
ニコニコしながら店員さんが話しかけてくるけど。
店員さんのお似合いですよ、が本心じゃないことくらい分かってるもん!