君のいいところ、1つしか思いつかない。







「っ、じゃあ、またな…」





何やってんだ、俺。



パッと顔を離して、背を向ける。

絶対、ドキドキしてたのは俺の方だ。





「やっべ…」





紗月ちゃんの顔が頭から離れない。


可愛すぎる、でしょ。




あんな顔を、篠宮にも見せてるのかと思うとイライラする。








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