【完】GUILTY BOYS -囚ワレノ姫-
「疲れた」
「珍しく外だったものね」
「ん……腹減ったんだけど」
「ふふ、ちゃんと晩ご飯作ってあるわよ」
「さすが羽歌」
羽歌の肩に顔をうずめながら、案外甘えてんのは俺の方かもな、と思う。
羽歌が自分のモノになってからは、ひたすらに甘えたくなる。なんでだ。それまでは、我慢してたのに。
「お風呂、先入ってくる?」
「いや、先に飯食う……」
「じゃあ、着替えてらっしゃい」
まるで新婚みたいな会話に、ふっと笑って。羽歌の頬に手を添えれば、まぶたを閉じる。
「先に、充電してから」
羽歌の唇をふさいで、離れてを繰り返す。何度も重ねながら徐々に深くしていって。
「んじゃ、着替えてくるわ」