友人の恥ずかしい秘密を見ちゃってどうしたらいいか分からない話
「葵さん?こんな時間まで残って勉強ですか?」

家柄の良さだろうか。

先生は礼儀正しい。

「え…と…はっ。はい!!」

小説のことがあり緊張してしまう。

「そうですか。他の皆さんはおうちとかで頑張ったりしてますしね。自分の勉強しやすい場所でするのが一番ですから。ただし、無理は禁物。受験生が体調崩すなんてあってはならないことですからね。」

そうたんたんと私に話しかけてくる。

「受験生とは言え、息抜きも大切ですよ。甘いものを取ることって大事ですよ。食べ過ぎには注意ですが。ネームペンを貸してください。」

そう言って先生は何かに何か書き始めた。
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