ある日、イケメンが降ってきた。




「アイツ……爽やか王子とか呼ばれてるやつだっけ。」



「へ、うん、そうだけど?」



七瀬くんが出て行った扉を睨みながらそういう性悪男。



「アイツ……絶対裏あるな。」



「へっ?ないと思うけど……」



てか、あるわけないじゃん。誰にでも優しい王子様なんだから。



「いや、あれは絶対作り笑いだ。目とか全然笑ってないし。」



「えー?そうかな、考えすぎだと思うけど。」



私がそう言うと性悪男は不満そうに眉をひそめる。



< 125 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop