ある日、イケメンが降ってきた。
そうだよね、男子高生だもん。そういうこともしょうがない、よね……
「バカかよ。」
日野くんに頭を叩かれる。
「冗談にきまってるだろ。嫌なら断われ。」
じょ、だん……そうだよね。
「だいたい、おまえみたいな色気皆無の女、こっちがお断りだよ。」
「こっちがお断りって……ひど。」
まぁ、お世辞にも色気あるなんていえないけどさ……
「本当のことだろ?」
口端をあげてそういう日野くん。
「あ、それとも…期待しちゃった?」
ニヤリと笑って聞く日野くんに慌てて否定する。