ある日、イケメンが降ってきた。







「奈津〜、帰ろ!」



「うん、今行く。」




放課後、未來と帰ろうとすると、



「お、相川。丁度いいところに。」



先生が私の襟首をつかんだのだった。



「は⁉︎ ちょ、なんですか!」



こんな乱暴な先生、初めて見たよ……。



「相川、日野の学校案内してやってくれ。」



は?なんで私が?わけわかんない。



「嫌ですよっ!あんなやつ!なんで私が!」



私がそう言うと先生は少し困ったような顔をした。



「いや、隣の席だし……」



「先生がすればいいでしょーが!」



私がそう言うとまたもや襟首をつかまれる。



でも今度は先生じゃなくて。



「ちょ、やめてよ、未來っ!」



先生じゃないとしたら、自動的に未來になる。



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