ある日、イケメンが降ってきた。




「高校生のレンアイゴッコとかウケる。俺らは別にその女のこと好きじゃねーよ。

少し遊んでやろうと思っただけだ。」



金髪がそう言うと空気が凍りつく。



そう、日野くんが怒ったのだ。



「……人の女に遊びで近づくんじゃねぇよ。

だいたいな、レンアイゴッコで何が悪い。おまえらみたいな遊びより本気の方が全然いいだろーが。」



地を這うような日野くんの声に金髪は口を開けたまま固まる。



そしてパクパク口を動かすけど、どうやら声が出ないようだ。



それだけ日野くんが怖かった。まぁ、殺気立ってるしね。



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