ある日、イケメンが降ってきた。




そんなことを思ってると腰に回ってた手が離される。




「帰るか。」



「へ?あ、そうだね。」



もう夕方だし。家に着く頃には暗いだろう。



「ほら、早く歩け、のろま。」



いつの間にか歩き出してた日野くんを慌てて追う。




「ちょ、のろまっつか、アンタが早いんだけど。」



そう言っても速度を緩めないコイツにため息をついて私は早歩きをするのだった。



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