ある日、イケメンが降ってきた。
「えへへ、あのね、相川さんに冷たく接してほしいの。」
「……は?」
アイツに冷たく?もともと冷たいんだか。って、そんなことよりなんで……
「冷たくっていうか、相手にしないで欲しいの。
他の女の子と同じように接してくれればいいから。」
ニコニコ笑いながらそう言う山本に恐怖すら覚える。
「もしも…嫌だっつったら?」
「この画像を相川さんに見せる!
相川さんだけじゃなくて全校生徒に見せようかな。あのお知らせ版を使って。」
笑顔を崩さない山本。
「ンなことしても意味ねぇよ。俺が好きなのは……アイツだけだし。」
他の女なんて眼中にないに決まってる。