ある日、イケメンが降ってきた。




「お前に俺の気持ちがわかるわけねぇだろ。いつもニコニコして特定の女を作らないお前にはな。」





「わかってたまるか。おまえみたいなヘタレ野郎の気持ちなんて分かりたくもねぇよ。」




こんな恋なんてしたこともなさそうなやつになんで俺の気持ちが分かるわけない。




「俺だってキツイんだよ……好きなやつに誤解されたり、別れ話を切り出されるのは。」




ギュッと自分の手を握りしめると七瀬はフッと笑った。




< 191 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop