ある日、イケメンが降ってきた。




「なんで…そんなに私たちのことを気にしてくれるの……?」



あまり喋ったことないのに…なんで……



「それ、日野くんにも聞かれた。

そうだね、俺らに似てるから、かな。素直になれなくてお互いすれ違って…」



何がおかしいのか、クスリと笑う七瀬くん。




「そう、なんだ……」



七瀬くんにもあったのかな。でも…七瀬くんは爽やか王子と呼ばれるからそんな、ことなさそうだけど……




「とにかく、なんか放っとけないのかな。ただのお節介。ごめんね、関係ないのに。」




「ううん…むしろこっちがごめんね。関係ないのに巻き込んじゃって……」




私がそう言うと七瀬くんはフッと笑った。



< 199 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop