ある日、イケメンが降ってきた。
唇が離され、目を開けると日野くんはニッと笑った。
「本当、最近おまえ不足だったからさ。」
そして抱きしめられる。
「っ、な、なに急に……!日野くんらしくないよ……」
「…そう言いながら俺の背中に手を回すおまえは素直じゃないよな。」
日野くんはそう言って私の耳に息を吹きかけた。
「っん、な、何⁉︎」
ゾクゾクとした感覚に少し戸惑ってしまう。
「やっぱ…弱いんだ?前に確かめた時も声出しちゃってたし。」