ある日、イケメンが降ってきた。
日野くんはそう言って舌打ちをする。
「で、でもお客様だから……」
「バカじゃねぇの?それで身を守れなかったらお前が傷つくだけじゃん。」
日野くんの声は相変わらず低い。
だけど……私を心配してくれてるってことが分かった。
「なんでそんな怒るの?それで私が傷つくんなら私の責任。日野くん関係ないじゃん。」
だけど可愛くない私はそんなことを言ってしまう。
「関係ない?俺がこんなに想ってんのに関係ないとかですませんの?ふざけんな。」
ダンっと机を蹴る日野くん。