ある日、イケメンが降ってきた。
「じゃあなんで私と付き合ってんのよ……」
呆れたようにそう言うと日野くんは座ったまま私と目を合わせる。
私は立ってるため、日野くんがしぜんと上目遣いめ見つめられる。
な、可愛い……
「好きだからだよ。のろまでもバカでもウザくても。」
日野くんのその言葉にドクンッと胸がなる。
確かに……私もそうかも。
コイツはすごく性悪で口が悪いけど……好きなんだ、それ以上に。
いや、そういうところも好きなのかもしれない。
だったら私、とんでもないMだな……