ある日、イケメンが降ってきた。




「まっ、お前みたいな女、誰も押し倒したくないだろ。

よってお前はこの俺がいなかったら一生押し倒されない人生だったわけだ。」



感謝しろよ?とでも言いたげな性悪男の顔。



あのね、無理ありすぎじゃない?わかんないじゃん、事故とかで押し倒されるかもじゃん。




「ってか、押し倒されたくないし。」




アンタに押し倒されるくらいなら、押し倒されない人生のほうがよかった。



「あっそ。お前やっぱ変な女だな。てことで課題やれよ。」



変な女って…しかも、なにが、てことで、なのよ。



「絶対やらないからっ!」



私がそう言うとコイツは私の腕をつかんだ。




< 32 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop