ある日、イケメンが降ってきた。
「うっせえな。なにをしようが俺の勝手だろ。人のことに口出しすんな。
ってか、悔しいの?俺がモテるから。そっか、おまえモテないもんな。」
バカにしたように言ってくる性悪男。
「は?別にモテたい、なんて思ってないし。あのさ、ほんと自分が少しモテるからって調子乗らないで。」
ほんと、こういうやつ嫌いなんだよね、私。
すると今まで黙っていた未來が口を開いた。
「奈津、日野くんはちょっとモテる、じゃなくてかなりモテる、なの。」
真剣な瞳でそう言われる。