ある日、イケメンが降ってきた。




「うっせえな。なにをしようが俺の勝手だろ。人のことに口出しすんな。

ってか、悔しいの?俺がモテるから。そっか、おまえモテないもんな。」




バカにしたように言ってくる性悪男。




「は?別にモテたい、なんて思ってないし。あのさ、ほんと自分が少しモテるからって調子乗らないで。」




ほんと、こういうやつ嫌いなんだよね、私。



すると今まで黙っていた未來が口を開いた。




「奈津、日野くんはちょっとモテる、じゃなくてかなりモテる、なの。」



真剣な瞳でそう言われる。



< 61 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop